「毎晩の寝かしつけ、いつになったら終わるんだろう…」
そんなふうに思いながら、今夜もお子さんの隣で格闘しているママも多いのではないでしょうか。
電気を消しても目がぱっちり。 「もう寝て!」と思いながらも、大声を出すわけにもいかなくて。
私自身も、長男の寝かしつけには本当に苦労しました。 あれこれ試しているうちに気づいたのが、「寝かしつけ絵本」の選び方で、子どもの入眠がガラッと変わるということでした。
ただ「おやすみ」が出てくる絵本なら何でもいい、というわけではありません。
0〜2歳と3歳以降では、寝かしつけに効く絵本のアプローチがまったく違うのです。
今回は、年齢別に選んだ寝かしつけ絵本7冊をご紹介します。 ぜひ今夜の一冊選びの参考にしてみてくださいね!
年齢で変わる!寝かしつけ絵本の3つのアプローチ
アプローチ①【0〜1歳】夜・眠りのイメージを絵本で育てる
0〜1歳の赤ちゃんはまだ「夜=眠る時間」というルーティンが体に入っていません。
だからこそ、「夜ってこういう雰囲気だよ」「みんな眠っていくよ」と絵本で繰り返し伝えることが大切です。 おつきさまや暗い夜の静かな絵が続く絵本は、赤ちゃんの体と心を自然と「眠りモード」に切り替えてくれます。
アプローチ②【1〜2歳】「ルーティン絵本」を固定して習慣にする
1〜2歳になると、繰り返しの習慣が子どもの安心感につながります。
「この絵本が終わったら寝る時間」と決めてしまうのが効果的。 ひとつひとつのものにおやすみを言っていく絵本や、 車やキャラクターが眠りにつく絵本は、
「○○ちゃんも寝る番だよ」という声かけと組み合わせやすく、寝る前ルーティンにぴったりです。
アプローチ③【3〜4歳以降】今日の不安を明日に持ち越さない絵本を選ぶ
3歳を過ぎると、子どもは感情をもっと複雑に感じるようになります。
幼稚園でのできごと、友達との関係、新しい環境への不安…。
そんなとき、眠れない夜に寄り添う絵本の役割は「ただ眠らせること」ではなく、 「大丈夫だよ、明日もいい日が来るよ」という安心感を与えることにシフトします。
心がやわらかくなってから眠ることで、翌朝の表情が変わりますよ。
【0〜2歳】夜のイメージ&ルーティンにおすすめの4冊
①おつきさまこんばんは / 林明子(0歳〜)
夜空に浮かぶおつきさまと雲のやりとりを描いた、林明子さんの名作絵本です。
「こんばんは」「おやすみなさい」というシンプルな言葉と、 丸くてやさしいおつきさまの表情が、赤ちゃんの目をぐっと引きつけます。 読み終わるころには部屋の空気がしずかになって、自然と眠りに誘われる雰囲気に。
「夜はおつきさまが見てくれてるよ」と伝えながら読むのが我が家の定番です。
②うとうとすぅすぅ / 仲宗根敦子(0歳〜)
かわいらしい動物の親子がページをめくるたびに次々と登場し、 「うとうと…すぅすぅ…」と眠りにつく様子が描かれます。 この「うとうとすぅすぅ」というリズムがとても心地よくて、 読みながら親の方も眠くなってしまうくらい(笑)。
繰り返しの言葉と温かいイラストが、赤ちゃんの体と心をやわらかほぐしてくれます。
声のトーンをだんだん落としながらゆっくり読むのがコツ。
次男は生後1カ月くらいからこの絵本を読んでいます。
次男がもともと寝る体質だったというのもあるかもしれませんが、夜9~11時ころに絵本を数冊→最後にこの絵本→授乳タイム
とルーティンにしたところ、夜は授乳後にすっと朝まで寝てくれるようになりました!
比較的新しい絵本で長男の時はなかったのですが、0~2歳ぐらいで睡眠にお悩みの子にはぜひ一度試していただきたい1冊です。
③おやすみ~ / いしずちひろ(1、2歳〜)
大好きなおもちゃやぬいぐるみ、窓の外の月や星に、ひとつひとつ「おやすみ」を言っていく絵本です。 「○○ちゃんもおやすみしてるよ」と声をかけながら読み進めると、 子どもが自然と「じゃあ自分も寝る番か」と納得してくれることが多いんです。
寝る前のルーティン最後の1冊として固定すると、「この絵本が終わったら寝る」がスムーズに定着しますよ。
④おやすみ、はたらくくるまたち / シェリー・ダスキー・リンカー(2歳〜)
ショベルカー・ダンプカー・消防車など、はたらくくるまたちが一日の仕事を終えて眠りにつく絵本。 車好きな男の子には特に効果絶大で、我が家でも長男が2歳のころに大活躍してくれました。
「くるまたちも今日のお仕事おわってねんねしたね、○○くんも一緒にねんねしよう」という声かけがぴったりはまります。
お気に入りのミニカーと一緒に「くるまもねんね」と並べるのもおすすめの演出です。
【3〜4歳以降】心に寄り添い、安心して眠れる3冊
3歳を過ぎると、絵本の役割が少し変わってきます。
「眠らせること」よりも「今日の不安や緊張をほぐして、安心した状態で眠りにつかせること」が大切に。 心がやわらかくなってから眠ると、翌朝の表情がちがいますよ。
⑤おやすみ、ぼく / アンドリュー・ダッド(3歳〜)
腕、足、目、耳…自分のからだのパーツひとつひとつに「おやすみ」と感謝を伝えていく、 ユニークで温かい絵本です。
「今日も歩いてくれてありがとう」「たくさん見てくれてありがとう」—— そんな言葉が続くうちに、子どもの心がふっとゆるんでいくのがわかります。
体が動くことって、当たり前じゃない。子どもにとっては当たり前のことかもしれませんが、親になると(というか年齢を重ねると)健康で過ごせるのって本当にありがたいことで、体が毎日頑張ってくれているからなんですよね。
それを毎晩子どもと確かめ合える時間は、親にとっても「今日もよく頑張ったね」と自分をねぎらう習慣になってくれます。
⑥星をつるよる / キム・サングン(3歳〜)
眠れない夜、不安な夜を抱える子どもに、そっと寄り添ってくれる絵本です。
「ひとりじゃないよ」「不安なのはあなただけじゃないよ」と、 星空の下で静かに教えてくれるようなストーリー。
新しい幼稚園や保育園が始まったばかりで緊張していたり、 お友達関係で悩んでいたりするとき、 言葉で「大丈夫だよ」と言うより、この絵本を一緒に読む方が、子どもの心にしみわたることがあります。
うちの長男は4年保育の幼稚園に入っているのですが、年少クラスに上がるころにお友達がぐっと増え、軽い登園しぶりのようになったことがありました。
そのときにこの絵本を読んだところ、それから何か不安なことがあるとき、嫌なことがあったとき、この絵本を持ってくるようになりました。
子ども心ながらに、この絵本が気持ちに寄り添ってくれることを感じているのだと思います。
我が家には欠かせない一冊です。
⑦きみのことが だいすき / いぬいさえこ(3歳〜大人まで)
やさしく寄り添う言葉がページいっぱいにつまった絵本です。
「きみのことがだいすき」「そのままでいいんだよ」—— そんな言葉を読み聞かせながら、子どもの小さな不安がとけていくような感覚があります。
イラストがまたあたたかみがあって可愛らしく、癒される。
3歳から大人まで幅広くおすすめできる一冊で、 ちょっと自信をなくしていたり、今日うまくいかなかった日の夜に読むと特に効きます。
親子で「だいすき」を伝え合いながら眠りにつく夜は、翌朝の笑顔が全く違います。
今夜からできる!寝かしつけ絵本の取り入れ方3つ
アクション① 最後の1冊を固定してルーティンにする
寝かしつけの一番の敵は「まだ寝たくない!」という子どもの抵抗感です。
そこで効果的なのが、「この絵本が終わったら寝る時間」というルールを作ること。 最初は「もう1冊!」と言われることもありますが、 根気強く続けることで1〜2週間ほどで定着してきます。
最後の1冊は毎日同じ絵本にするのがポイント。「この本=寝る合図」が体に染み込みます。
アクション② 声のトーンをだんだん落としながら読む
寝かしつけ絵本を読むときは、最初から最後にかけて少しずつ声を小さく、ゆっくりにしていくのがコツです。
お母さんの声のトーンは、子どもの体に直接働きかけます。 ゆっくりとした低い声を聞くことで、自然と呼吸が落ち着いて眠りモードに入りやすくなります。
「うとうとすぅすぅ」の最後のページに差し掛かったころには、ほぼ寝ていることも多いです(笑)。
アクション③ 不安な夜は「気持ちに寄り添う絵本」を選ぶ
「今日、子どもがなんとなく元気がなかったな」「幼稚園でなにかあったかな」と感じる夜は、 普段の絵本ではなく、心に寄り添う系の絵本を選んでみてください。
言葉で「どうしたの?」と聞くよりも、 絵本を通じて「だいじょうぶだよ」と伝える方が、小さな子どもには届きやすいことがあります。
絵本は子どもの気持ちの出口になってくれます。読み終えたあとの「ねえ、今日さ…」という言葉を大切にしてあげてください。
まとめ|年齢に合った絵本が、寝かしつけをぐっとラクにしてくれる
寝かしつけに悩んでいるお母さんに、まず伝えたいのは 「絵本1冊で変わることがある」ということです。 0〜2歳は眠りのイメージとルーティン作り、 3歳以降は不安を手放して安心して眠れる絵本を。 年齢に合わせた選び方をするだけで、毎晩の寝かしつけが少しずつラクになっていきます。
- ①おつきさまこんばんは(林明子)— 夜の雰囲気を絵本で育てる。0歳から。
- ②うとうとすぅすぅ(仲宗根敦子)— リズムが眠りを誘う。読み終える前に寝てることも。
- ③おやすみ~(いしずちひろ)— ルーティン最後の1冊に最適。1〜2歳から。
- ④おやすみ、はたらくくるまたち(シェリー・ダスキー・リンカー)— 車好き男の子に効果絶大。2歳から。
- ⑤おやすみ、ぼく(アンドリュー・ダッド)— 体に感謝して眠る習慣を。3歳から。
- ⑥星をつるよる(キム・サングン)— 不安な夜に。「ひとりじゃないよ」をそっと伝える。
- ⑦きみのことがだいすき(いぬいさえこ)— 今日の不安をとかす魔法の言葉が詰まった一冊。
ぜひ今夜の1冊選びの参考にしてみてくださいね。
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