「読み聞かせ、毎日した方がいいのはわかってるけど……」と思ったことはありませんか?
育児書にも、SNSにも、
「読み聞かせは子どもの発達に大切!」と書いてある。
わかってる。わかってるんだけど——。
「仕事から帰ってきてご飯を作って、お風呂に入れて、
気づいたらもう寝かしつけの時間で……絵本どころじゃない」
「朝は朝でバタバタで、絵本を読む余裕なんてない」
「読もうと思ったら子どもが全然じっとしていてくれない」
こんなふうに感じているお父さん・お母さん、すごく多いんです。
私自身も、息子が小さいころ、
「毎日読まなきゃ」というプレッシャーを勝手に感じて、
読めなかった日は「今日もできなかった……」と落ち込んでいました。
でも今ならわかります。
読み聞かせは「毎日完璧にやるもの」じゃなくていい。
「いつ読むか」より「どう読むか」の方が、ずっと大切だったのです。
「いつ読むべき?」に正解はない。でも、あえて言うなら
結論から言うと、
読み聞かせに「絶対この時間!」という決まりはありません。
朝でも、昼でも、夜でも、
ちょっとした隙間時間にさっと1冊——それでじゅうぶんです。
親子それぞれの生活リズムがあるので、
「うちはこのタイミングが合う」という時間を見つけることが、
長続きする一番のコツです。
でも、あえて「おすすめの時間は?」と聞かれたら、
私は迷わず「夜、寝る前」と答えます。
その理由は、脳の仕組みにあります。
眠りにつく直前に耳にした言葉や体験は、
睡眠中に記憶として定着しやすいと言われています。
絵本には、ポジティブな言葉、
温かいストーリー、
「あなたは大切だよ」という愛情あふれるメッセージが詰まっています。
その言葉を最後に聞きながら眠りにつく子どもは、
安心してリラックスした状態で一日を終えられます。
眠る前の絵本は、子どもの心に「今日も大丈夫だった」という安心感を届けます。
読み聞かせが続かない3つの理由
原因1:「完璧にやらなきゃ」というプレッシャー
「毎日10分以上」「寝る前に必ず3冊」——。
読み聞かせに関する情報は多く、
気づくと自分でハードルを上げてしまっていることがあります。
でも、読み聞かせに決まったルールはありません。
1冊でも、3分でも、
子どもが「読んで!」と持ってきた絵本を一緒に開くだけで、
それはじゅうぶん素晴らしい読み聞かせです。
また、「年齢に合った本を読まなきゃ」ということもありません!
5歳のお兄ちゃんお姉ちゃんだって、赤ちゃん絵本を読んでいい。
0歳の赤ちゃんがお兄ちゃん向けの絵本を読んでもいいんです。
我が家の4歳は、0歳の時に自分が読んでいた絵本を弟に読み聞かせしたり、
時には「これ好きだから読んで!」と私に持ってきたりします。
5~6歳向けとなってくると、1冊に10分かかる!なんて絵本もありますが
そんな絵本を読むのに疲れたな、というときは
ごく短い、1分で終わるような絵本でもOK。
それだけでも子どもに思いは伝わります。
「完璧にやる」より「細く長く続ける」の方が、子どもの育ちには何倍も効果があります。
原因2:どの絵本を読めばいいかわからない
「絵本って種類が多すぎて、何を選べばいいかわからない」
これは多くの親御さんが感じていることです。
本屋さんに行くと棚いっぱいに並んでいて、
どれが子どもの年齢に合っているのか、
どれが「いい絵本」なのかが、見ただけではわかりません。
絵本選びに迷っているうちに「もういいか」となってしまう——。
読み聞かせが続かない理由の一つが、実は絵本選びの迷いだったりします。
「何を読むか」を決めるのに時間がかかるほど、読み聞かせの習慣は遠のきます。
原因3:子どもがじっとしていてくれない
「読もうとしても、すぐページをめくったり、走り回ったりしてしまう」
これも、よくあるお悩みです。
でも実は、子どもがじっとしていなくても、
絵本の言葉は耳に入っています。
走り回りながらでも、
ページをめくり続けながらでも、
声に出して読んであげることに意味があります。
「ちゃんと聞いていない」と思っても、子どもの耳と心は意外と受け取っています。
「夜1冊」から始めてみる
無理なく読み聞かせを習慣にするためのコツは、ただひとつ。
まず「夜寝る前に1冊だけ」から始めること。
歯みがきをする、パジャマに着替える、絵本を1冊読む——。
このルーティンに組み込んでしまえば、
「今日読んだっけ?」と悩まなくてすみます。
特に、夜通ししっかり眠れるようになってくる1歳前後から始めるのがおすすめです。
生活リズムが整ってくるこの時期に、
寝る前の絵本をルーティンに入れると、
子ども自身も「絵本を読んだら眠る時間」と自然に覚えていきます。
もちろん、夜以外でも子どもが「読んで!」と持ってきたときは、
ぜひたくさん読んであげてください。
子どもが自分から絵本を持ってくるとき、
その子の中に「読んでほしい」という気持ちが育っている証拠です。
その気持ちに応えることが、読書好きな子への一番の近道です。
読み聞かせを長続きさせる3つのコツ
アクション1:絵本選びは「ずかん」や無料冊子を活用する
読み聞かせを続けるうえで、地味に大変なのが絵本選びです。
そんなときに頼りになるのが「絵本ずかん」のような、
専門家が選んだおすすめ絵本を一冊にまとめた本。
200冊もの絵本が紹介されているので、
「次は何を読もうかな」と迷ったときにパラパラとめくれば、
必ず子どもに合いそうな一冊が見つかります。
また、書店に行くと絵本コーナーに無料の絵本紹介冊子が置いてあることがあります。
年齢別・テーマ別に絵本が紹介されているので、これも上手に活用してみてください。
「次に読む絵本」が決まっているだけで、読み聞かせへの腰の重さがぐっと軽くなります。
さらに「絵本を選ぶこと自体が面倒」と感じているなら、
絵本の定期配送サービス「WORLDLIBRARY Personal」もおすすめです。
子どもの月齢・年齢に合わせた世界の絵本が毎月自宅に届くサービスで、
「何を選ぶか」を考えなくていいのが最大のメリット。
絵本を通して世界の文化に触れたり、
ときにはしかけ絵本が届くので楽しみながら続けることができます。
専門家が厳選した絵本が届くので、
「これは子どもに合っているかな?」と悩まなくていい。
届いた絵本をそのまま読み聞かせに使えるので、
忙しい親御さんにこそぴったりのサービスです。
「選ぶ手間をゼロにする」だけで、読み聞かせのハードルはぐっと下がります。
アクション2:1冊を繰り返し読むことを恐れない
子どもが「また同じ絵本!」とリクエストしてくることはありませんか?
実はこれ、とても良いサインです。
繰り返し同じ絵本を聞くことで、子どもは言葉をより深く吸収します。
「次のページはこうなる」という予測をしながら聞くことが、
読解力と集中力を育てます。
親としては「また同じの?」と飽きてしまうかもしれませんが、
子どもが繰り返しリクエストする絵本こそ、その子の「好き」が詰まった一冊です。
子どもが「また読んで」と言えるうちは、何度でも読んであげてください。
アクション3:読み終えたあと、一言だけ感想を聞いてみる
「どの場面が好きだった?」
「もし自分だったらどうする?」
読み終えたあとに一言だけ聞いてみるだけで、
絵本の体験が言語化されて記憶に残ります。
難しい感想じゃなくていいです。
「おもしろかった」「怖かった」——それだけでじゅうぶん。
言葉にする習慣が、表現力と思考力をじわじわと育てていきます。
読み聞かせは「読んで終わり」より「一言交わして終わり」の方が、深く残ります。
まとめ:読み聞かせは「完璧」じゃなくていい。続けることが全て
毎日完璧にできなくていい。
じっと聞いていなくていい。
何冊も読まなくていい。
夜寝る前に1冊、子どもの隣で一緒に開く——。
それだけで、読み聞かせは立派な知育になります。
「どの絵本を読もうかな」と迷ったときは、
専門家が厳選した絵本や、本屋さんの無料冊子を活用してみてください。
このブログでも、年齢別・ジャンル別に絵本をどんどんご紹介していく予定です。
「今日はこれを読もう!」が見つかる場所にしていきたいと思っています。
まずは今夜、1冊だけ。
子どもの「読んで!」に、ぜひ応えてみてください。
その一冊が、子どもの一生の「本好き」のきっかけになるかもしれません。
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